保育士資格をオーストラリアで目指す:永住権のチャンスは?

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日本人の留学生に人気が高いのは語学留学となりますが、年々英語+アルファをお考えになる方が非常に多くなってきております。その中でも保育士資格(チャイルドケア資格)は専門学校留学の中で人気が非常に高い状況が続いております。

国際化が進んでいる日本ではインターナショナルスクールが増えています。オーストラリアで幼児教育を学び、資格を取得し、その学びや資格、経験を日本でも活かすことが可能です。


また、オーストラリアでは保育士の方やマネージャーが不足している状況が続いており、現地就職や永住権に繋がりうるコースでもあるため、先チャンスがあれば現地就職してみたい、またこの国に永住したい、と思われる方も多く履修されております。

コースは専門学校では2種類がオファーされています。


CIII in Early Childhood Education and Care(6か月~1年、6000ドル~8000ドル)
Diploma of Early Childhood Education and Care(1年半~2年(15000~20000ドル)

 

CIIIはChild Care workerとして正式に仕事ができる資格となります。実習もそれぞれ120時間、またDiplomaまで取得しますと幅広い年齢層の幼児、またTeam Leader, Centre Managerとしての道が開ける資格となります。

 

先のビザの可能性に関して

 

現在、Childcare Centre ManagerはMLTSSL(Medium and Long-term Strategic Skills List)に載っております。


Combined list of eligible skilled occupations
 

 

MLTSSLは旧SOLのこと、そしてこのMLTSSLリストにある職種はオーストラリアが最も必要としている職種であり、永住VISAに近い職種といえます。
(今後は6カ月毎の見直しが入ることとなります。)

 

このChildcare Centre Managerとして求められる資格レベルは申請するビザによって異なるという複雑な状況となっております。現行のテンポラリーワーク(スキル)ビザ(Subclass457)は一般のANZSCOにて定められている基準に基づき、審査をされます。


UNIT GROUP 1341 CHILD CARE CENTRE MANAGERS

CHILD CARE CENTRE MANAGERS plan, organise, direct, control and coordinate the activities of childcare centres and services including physical and human resources.

Indicative Skill Level:
In Australia and New Zealand:

Most occupations in this unit group have a level of skill commensurate with a bachelor degree or higher qualification. At least five years of relevant experience may substitute for the formal qualification. In some instances relevant experience and/or on-the-job training may be required in addition to the formal qualification (ANZSCO Skill Level 1).

 

上記にありますが、必要な資格レベルは学士号(大学卒)以上と定められています。よってSubclass457の申請はDiploma資格のみでは難しい状況です。しかしながら、技術独立永住や州スポンサービザなどポイントを集めて、自力タイプの永住ビザでは指定の技術査定団体が個々の申請者の技術レベルを査定することとなっており、Child Care Centre ManagerのSkills Assessmentの指定団体はTrade Recognition Australia(TRA)となっており、この団体は現在、資格レベルはDiplomaと指定しております。

http://www.tradesrecognitionaustralia.gov.au/Programs/Migration/Documents/AQF%20qualifications%20by%20occupation%20-%20Feb%202017.pdf


http://www.tradesrecognitionaustralia.gov.au/FAQs/Pages/JRP%20FAQ's.aspx#


資格はDiploma of Early Childhood Education and Careと指定されておりますが
それだけでは本査定は通過しません。

Temporary Graduate Visa(Subclass485 Graduate Work Stream 18カ月)用のProvisional Skills Assessmentを通過、そしてSubclass485 のビザ最中に『Job Ready Program』を無事に修了することで正式に技術査定を通過することとなります。

Job Ready Programの詳細はこちら:

http://www.tradesrecognitionaustralia.gov.au/Programs/JobReady/Pages/default.aspx


つまり2段階査定となっているということです。


Diplomaを修了した時点では完全にSkilled Levelではなく、Provisonalでの合格査定
となります。このProvional Skills Assessmentの結果でまずSubclass485に使える証明が発行されます。

 

先のビザの可能性:(2017年7月時点)Subclass407、Subclass485、Subclass187、Subclass189、Subclass190、Subclass497

 

移民法のルールは頻繁に変わりますが現時点では上記のビザの可能性があるといえる職種といえます。

 

 上記、Job Ready Programの最も厳しいと一般的にいわれている点は12か月以上、その職種にて就職をすること、新卒ですぐにDirectorレベルで仕事が得ることができるか、という点となります。

 

Job Ready Programにて必要な、役職、具体的な仕事内容に関して、現在、TRAは以下の情報を公表しております。

For employment to be suitable for Step 2 of the Job Ready Program, applicants must be employed as the Director or Assistant Director of a Childcare Centre licensed by a regulatory authority with a minimum of 20 children in the 0-5 age group. Applicants must be performing the following duties and tasks:

  • directing and supervising child care workers
  • developing and implementing programs to enhance the physical, social, emotional and intellectual development of young children
  • providing care for children in before-school, after-school, day and vacation care centre
  • managing physical childcare facilities and ensuring all buildings and equipment are maintained
  • maintaining records and accounts for the child care centre
  • complying with government child care requirements and standards. 

    情報源:TRAサイト

役職はDirectorか、Assistant Director、各センターの中で通常は2人まで得ることができる職種のひとつとして仕事経験を1年積んでいただく必要があります。但し、そのセンターの規模は20人の子供を預かるセンターでもよい、ということです。

現在、オーストラリアではチャイルドケアセンターは不足しており、小さいセンターがどんどん開かれております。またSubclass485 での雇用に関しは最低給料水準は決められていないため、規模の小さなセンターであれば、オーナーにそのまま先もそのセンターで仕事をしてもらいたい、と思っていただける人材となれば、新卒の方でもAssociate Directorの肩書がもらえるチャンスがある可能性はあるやもしれません。

また、チャイルドケアセンター運営の投資を行える方なら、20万ドル(約1750万円)程度からオーナーとしての経営権を持つことができます。実際、その業界が未経験でもがビジネス投資としてPropertyを購入するより低額でも参入できるため、チャイルドケアセンター投資をスタートしている方、私の知り合いでもおります。ゆとりある留学生はセンターを買収し、ポジションを取るということをする方も今後はでてくるでしょう。また投資家の方と知り合いになることでパートナーシップを組む、そういうこともできる可能性もあります。オーストラリアでは投資に対する銀行からの借り入れは非常に簡単であり、不動産投資は当たり前のように一般の方が参入しています。一軒につき40万ドル~100万ドルの物件を3-5件など運用するというのは一般的であり、20代の方でも多く参入しています。不動産投資の先の見通しが微妙になってきている現在、以下のデータにあるような成長を遂げるチャイルドケアセンター投資は今後、普通の一般の会社員の方達も多く参入していくのではと思います。ほんの一部の限られたスーパーお金持ちだけが可能というわけではなく、寧ろ不動産投資より非常に簡単に誰でもスタートできる投資といえます。オーストラリア(といいますが日本以外の国)では年々物価は上がり続けますので銀行にただお金を預けているだけ、というのは損失が発生するという思考があります。お金の運用、また年金の投資運用すら国民全員が担っているオーストラリアはよい運用話には非常にフットワークが軽いといえます。


例え、自身で投資できなくとも一部出資し、そしてマネージをコミットするというお話ができる際、そして人件費をうまく抑えながら投資回収率を高くできると相手に思わせることができれば動く人間はかなりいるのではないでしょうか。実際一従業員として仕事をするよりはるかにワクワク、そして将来性のある投資となるのではと思います。

 

就学中に様々な方向性に情報網や人脈ネットワークを広げると面白いチャンスが転がってくるかもしれません。永住を狙う、と考えるとき、様々なリスクマネージメントも必要になるため単にコース受講するというより様々な戦略を持てる方は成功率が高くなります。

 

チャイルドケアセンター投資の有望性

Why buying a franchise in the childcare sector could be a good business investment - Franchise Business

実際、販売されているセンター(初期投資額付き)
Child Care businesses for sale in Australia | BusinessesView

http://preciouscargoeducation.com.au/franchising/

 


今まではTraining Visaから地方雇用主指名永住ビザ(Subclass187, RSMS)が主流の永住権パスウェィになっていましたが、今後、RSMSの抜け道(Team Leaderの役職で通過可能)は2018年3月の時点で変更になる可能性が高くなってきております。

その際にはSubclass485 → Subclass 189という王道の技術独立永住ビザで進めていくことができれば多くの方にチャンスは生まれるのではと思います。

 

Childcare Centre ManagerのOccupation Ceiling(推薦枠)は年間1000(2015-2016年度、2016-2017年度)、しかしこの枠を使っている方は2015 年度はたったの15 人, 2016年度は1000人の枠に対して22人。

https://www.border.gov.au/Trav/Work/Skil#tab-content-3



一方Accountantは推薦枠は2016年度2500で2500の推薦が発行されており、ポイントも通常の職種が60に対してAccountantは年間通して70が通過ラインとなっており、また2017年4月12日のラウンドで上限数に達しています(最終ラウンドのみ80ポイント)。2017-2018年度のOccupation Ceiling(推薦枠)は7月中に発表がある見込みです。( 過去のInvitationの発行データはこちらで公表されております。)

Job Ready Programでの成功の道が開けるかどうか、弊社でもデータを追っていきたいと思っています。Subclass485の可能性も学校カレッジ、コースによってグレーゾーンが残っているため、ややコース選びも注意が必要です。


カレッジも多くありますのでそれぞれの特徴やお薦め、自身の希望にマッチングしているか、等は弊社スタッフがカウンセリングを無料で行っておりますので是非、

お問い合わせください。

 

Job Ready Programで即就職が難しい、またより深く幼児教育を学びたい、という方には学士号コースに編入をすることも可能です。その後、2年の卒業生ビザやまたよりベターな就職チャンス、永住権の可能性も広がりうります。

 

 

廣瀬 淳(MARN:0637738)

ICNオーストラリア留学情報館